東方狐著聞集

稜さん@なろう)

さとりに鬼に弱点に

黒菜が現れた次の日私はまた驚愕していた。なぜなら
「お姉さま、久しぶりですね」
「ラグナ、久しぶりだねぇ」
 そう雪夢と桜鬼が地底にいたからだ。
「なんで貴女達がここにいるの?!」
 取り敢えず私は二人を中に入れ何故いるのかを聞くことにした。
桜鬼「人間は嘘をつく、我ら鬼は嘘をつかないのにだ」
  
 桜鬼の話を聞くと人が知恵を持ち出し仲間を騙し殺して行ったため地底に移ってきたと言うことらしい、騙した人間は雪夢が片付けたらしい。

「そうか、ところで雪夢、勇義は?」
雪夢「覚り妖怪のとこに挨拶しに行きましたよ?」
「地霊殿ねぇ、久しぶりに行ってみるか」
雪夢「私の勇義はになにかようでもあるのですか?」
「少しお酒を貰いたくてね」
  などと話していたらノックの音が聞こえた。

「今度は誰かしら?」
 ドアを開けると
「この酔っぱらいは貴女の知り合いですよね? ラグナ」
 ピンク色の髪の小さな少女が鬼の首を掴んでたっていた。
「久しぶりにあったわね、さとり」
 そう、この少女が地霊殿の主、古明地さとり、唯一私の苦手な妖怪。
さとり「へぇーそうなんですか。私のことが苦手なんですか」
「ははは……すまない」
さとり「いいですよ、別に」
 さとりは私から目を離すと雪夢にこう告げた

さとり「貴女の妻ならほったらかさないで一緒にいてあげなさい、彼女表面上ては強がっていても心の中では物凄く心配してるし、不安で押し潰されかけてるわ」
雪夢「そうだった……の?」
さとり「えぇ、だから一緒にいてあげなさい」
雪夢「わかったわ!」
  二人を見ていたが私はさとりが最初家に入ってきた時勇義の首を掴んでいたさとりを恐ろしい顔で睨んでいた妹を私は忘れない、雪夢はさとりに

さとり「五月蝿いですよ、ラグナ」
「は、はい」
 睨まれたわ


つづく

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