東方狐著聞集

稜さん@なろう)

封印妖怪桜

白玉楼にある西行妖の前に彼女、八雲紫は立っていた。
 私の目の前には幽々子の亡骸が横たわっている。魂が成仏しないように術を施している、そういえば妖忌が藍から伝言を預かってきたとか言ってたわね。
ラグナの暴走……あのときの幽々子とラグナは
「人間から私が貴女を守るから絶対にしないで」
幽「守ってくれるの? こんな私を」
「えぇ、約束よ」
  あのときラグナは幽々子にばれないように術を使っていたわね、確か【薄陽の術】だったかしら?  幽々子が受けた痛み、怒り、憎しみを薄める術
 ラグナの暴走はもしかすると……
  
考えていると通信用の札から音がなった
「はい?」
「紫さま!」
 この声は私の大切な式神であり娘のような娘、藍

藍「やっと繋がりました!」
 私は嬉しそうな声で報告する藍に一言謝罪をいれた。
「ごめんなさいね、それでラグナの暴走って本当なのかしら?」
藍「そうでした!ラグナお姉さまから西行妖を封印してと頼まれました、封印すれば収まるからと」
 訳がわからない、詳しく聞くと
霊歌と幽香と雪夢が三人で黒い狐と化したラグナと戦っていて霊歌を倒し後に雪夢と幽香が攻撃をしたらラグナの声が聞こえて西行妖を封印してと頼まれたと言うことだ

「西行妖はこちらに任せなさい」
 私は何時ものように藍言った
藍「わかりました、では」
 藍は通信を切ったようだ、さて私も友達を救うために動くとします。

そこからは楽な作業だった、そして最後の封印をしたとき私の目の前に死んだはずの幽々子が立っていた。
幽々子は私を見ると
「貴方はだあれ?」
 私は幽々子に「初めまして」と返していた


つづく

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