東方狐著聞集

稜さん@なろう)

紫の幻想郷講座

 
霊歌「それでラグナ! 何があったの!?」
 慌てる霊歌に紫が咳払いをしながら「少し落ち着いたらどうかしら? 霊歌」と言ったが霊歌は「あ、紫さんいたの?」
と返した

「どんまい紫」
紫「慣れてるわ。ここのことを話したら帰ることにするわ」
霊歌「紫さん! お菓子ないの?」
 この時ラグナは思った。この子本当に巫女なのかと

紫「で、どこまで話しましたっけ?」
「妖怪と人間の共存できる世界」
紫「幻想郷での決まりごとは一つ人間を襲わない」
「それは無理なんじゃない?」
紫「ええ無理に近いはだから人里の人間を襲わないようにしてる」
「でも襲う妖怪もいるはずよ」
紫「その為の博麗の巫女よ」
「霊歌のことか」
紫「そうよ彼女は生まれながら莫大の霊力を持ってたから巫女になってもらったわ」
「どんなことをするの?」
 ラグナが興味ありげに聞いてきたので紫は得意そうに言った
紫「決まりを破った妖怪の退治よ」ドヤ
「ドヤ顔になってるけど陰陽師と同じじゃない」
 指摘された紫は顔を紅く染め恥ずかしそうにした

紫「うるさいわね! いいじゃないれぐらい」
「はいはい。他には何があるの?」
適当にあしらわれた紫は頬膨らませながら答えた

紫「霧の湖って場所に太陽の畑。妖怪の山ね」
「太陽の畑って幽香の住む土地じゃない!? それに妖怪の山って桜鬼の住む山でしょ?」
紫「あら、良くご存知で」
「そりゃあ、雪夢があそこの鬼の嫁にいったからね、それに桜鬼とは変な仲だしね」
紫「それなら行ってみたらどうかしら?」
「そいうさせてもらうよ」

そして懐かしき者たちに会いにいくラグナだった

つづく

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