高校生は蛇になる
89話 人間ノ戦争
出発してから約1時間、親父に追い付いてしまった。
親父はかなり前の方を走っている。気付いてないみたいだな。
よし、少し追いかけてみるか。
「フィート、少し遅くするぞ」
「クルッ」
それにしても遅いな。
……あれからさらに1時間以上経ったけど全然気付かないな。
親父の前の方に森の出口が見える。
あそこを抜けたら草原が広がっているはずだ。
親父はそこへ走っていき、草原の手前で止まった。
何をしているのかと思ったが、少しすると空高くジャンプした。
そして、そのまま空を蹴って走っていく様子が見て取れる。
なんで一度止まったのかと疑問に思いつつも、俺も森の出口へと向かう。
そこでは、人の軍隊同士が争っていた。
戦争をしているのか、と思うと同時に、親父が空を蹴っていった理由が分かった。
普通に通ろうとしたら間違いなく巻き込まれるよな。
で、俺は終焉神の力を使わない限りこの戦争の中を堂々と通るしかない。
面倒事は起こしたくないし、かといって終焉神の力を気軽に使う訳には行かない。
どうすれば良いのやら。
親父はかなり前の方を走っている。気付いてないみたいだな。
よし、少し追いかけてみるか。
「フィート、少し遅くするぞ」
「クルッ」
それにしても遅いな。
……あれからさらに1時間以上経ったけど全然気付かないな。
親父の前の方に森の出口が見える。
あそこを抜けたら草原が広がっているはずだ。
親父はそこへ走っていき、草原の手前で止まった。
何をしているのかと思ったが、少しすると空高くジャンプした。
そして、そのまま空を蹴って走っていく様子が見て取れる。
なんで一度止まったのかと疑問に思いつつも、俺も森の出口へと向かう。
そこでは、人の軍隊同士が争っていた。
戦争をしているのか、と思うと同時に、親父が空を蹴っていった理由が分かった。
普通に通ろうとしたら間違いなく巻き込まれるよな。
で、俺は終焉神の力を使わない限りこの戦争の中を堂々と通るしかない。
面倒事は起こしたくないし、かといって終焉神の力を気軽に使う訳には行かない。
どうすれば良いのやら。
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