魔王の息子になりました!
遅れて来た転校生
ピピピピピピ・・・カチッ・・・・
「うむぅ~、もう朝なんだ。ふぁ~・・起きなきゃ」
皆さん、おはようございます。
僕の名前は小野悠里っていいます。
黒い髪に黒い目の容姿で、ごくごく普通で平凡な男子です。
ここは金持ちな人達が通う山奥にある全寮制男子校。
僕は金持ちではないけれど、特待生としてこの学校の中等部に通っています。ここに決めた理由は、特待生になれば奨学金がでることと、家に居たくなくて、です。その理由はまた今度お話しましょう。
まずは学校へ行かなきゃ遅刻してしまう!
キーンコーンカーン・・
「転校生?この時期に?」
「そう!カッコいい人がいいなぁ!」
「俺は可愛い奴がいい!」
今日、2ヶ月ほど遅れて、転校生がくる・・らしい。らしいと言うのは周りの噂話で聞いたからだ。あっ、友達はいるよ?。将来同窓会とかで会ったとき「あれ?お前いたっけ?」みたいな浅い付き合いだけど。・・これって友達って言うのかな?・・なんか悲しくなってきた。
ガラガラッ
教室の扉が開き、担任の浅倉智明先生が入ってきた。
「お前らさっさと席につけー!。さて、知ってる奴も居るとおもうが、転校生を紹介する!入ってこい、陽!」
「おう!あっ、俺、幸光陽っていうんだ!よろしくな!」
・・転校生はありえない格好をしていた。
モジャモジャの髪(絶対カツラでしょ)に、顔が全部隠れるような瓶底メガネ。
彼の姿を見たクラスの人や親衛隊の人達はこそこそと話始めた。
「うっわ、なにあれ」
「ダサーい」
「先生、転校生のこと名前で呼んでたよ!」
「むかつくー!」
話してたのが聞こえたのか転校生は
「お前ら!こそこそとうるさいぞ!文句があるならちゃんと聞こえるように言えよ!それと!俺は顔で差別するやつは大っ嫌いだ!」
と言った。うわ・・何人か怒ってるよ。
クラスの微妙な空気を感じたのか先生は転校生に
「陽!お前の席はあの席だ」
「おう!分かった!」
と、まるで先程の事など無かったかのように先生に向き直って返事をした。
・・僕の隣じゃないよね?他にも空いてる席あるし・・
そう思ってると隣の席に来た転校生は僕の方を向いて
「お前名前何て言うんだ?教えろよ!」
「え・・・小野悠里だけど・・」
「そっか!よろしくな!悠里!」
いきなり下の名前で呼ばれた・・
・・でも・・下の名前で呼ばれるの・・懐かしいな。
「えっと、うん。よろしく・・幸光くん」
ーこの出会いが僕の、
死へのカウントダウンの始まりだったー
「うむぅ~、もう朝なんだ。ふぁ~・・起きなきゃ」
皆さん、おはようございます。
僕の名前は小野悠里っていいます。
黒い髪に黒い目の容姿で、ごくごく普通で平凡な男子です。
ここは金持ちな人達が通う山奥にある全寮制男子校。
僕は金持ちではないけれど、特待生としてこの学校の中等部に通っています。ここに決めた理由は、特待生になれば奨学金がでることと、家に居たくなくて、です。その理由はまた今度お話しましょう。
まずは学校へ行かなきゃ遅刻してしまう!
キーンコーンカーン・・
「転校生?この時期に?」
「そう!カッコいい人がいいなぁ!」
「俺は可愛い奴がいい!」
今日、2ヶ月ほど遅れて、転校生がくる・・らしい。らしいと言うのは周りの噂話で聞いたからだ。あっ、友達はいるよ?。将来同窓会とかで会ったとき「あれ?お前いたっけ?」みたいな浅い付き合いだけど。・・これって友達って言うのかな?・・なんか悲しくなってきた。
ガラガラッ
教室の扉が開き、担任の浅倉智明先生が入ってきた。
「お前らさっさと席につけー!。さて、知ってる奴も居るとおもうが、転校生を紹介する!入ってこい、陽!」
「おう!あっ、俺、幸光陽っていうんだ!よろしくな!」
・・転校生はありえない格好をしていた。
モジャモジャの髪(絶対カツラでしょ)に、顔が全部隠れるような瓶底メガネ。
彼の姿を見たクラスの人や親衛隊の人達はこそこそと話始めた。
「うっわ、なにあれ」
「ダサーい」
「先生、転校生のこと名前で呼んでたよ!」
「むかつくー!」
話してたのが聞こえたのか転校生は
「お前ら!こそこそとうるさいぞ!文句があるならちゃんと聞こえるように言えよ!それと!俺は顔で差別するやつは大っ嫌いだ!」
と言った。うわ・・何人か怒ってるよ。
クラスの微妙な空気を感じたのか先生は転校生に
「陽!お前の席はあの席だ」
「おう!分かった!」
と、まるで先程の事など無かったかのように先生に向き直って返事をした。
・・僕の隣じゃないよね?他にも空いてる席あるし・・
そう思ってると隣の席に来た転校生は僕の方を向いて
「お前名前何て言うんだ?教えろよ!」
「え・・・小野悠里だけど・・」
「そっか!よろしくな!悠里!」
いきなり下の名前で呼ばれた・・
・・でも・・下の名前で呼ばれるの・・懐かしいな。
「えっと、うん。よろしく・・幸光くん」
ーこの出会いが僕の、
死へのカウントダウンの始まりだったー
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