異世界で始める人生改革 ~貴族編〜(公爵編→貴族編
第6話 とりあえずやる事は
次の日の朝くらいにまた目が醒めた。
(ええっと昨日は確か……スキルを口に出して言うことをしたな)
未だ異世界転生したという実感があまり湧かない為、記憶が現実のものか夢なのかわからなくなってしまう。
(俺の見た常識外の事ってステータスオープンだけだったからな……。
それにしても俺のスキル群全く使い物にならねーじゃねーかよ!
父さんも母さんも驚いていたけど一番びっくりしたのは俺だよ!
そして一番がっかりしたのも俺だよ!
マジ何なんだよ、むちゃくちゃ期待してたのに魔法が使える世界で魔法が使えないってありですか?
神様、実は魔法付与するの忘れてたんじゃないだろうな。
今ならまだ「ハハハ、もう神様ったら〜、まあ誰にでもそういう事ありますんで気にしませんよ」で終わらせられますよ! さあ、我が前に降臨せよーー……)
何も起こらなかった。
いい加減、何処からの目線が痛くなってきたので真面目にこれからについて考えることにする。
(とりあえずこの体では出来ることは決まっているしな。
最低でもハイハイが出来る位まで成長しないと情報収集もろくに出来ないからな。ならハイハイが出来るようになったらまず何を調べるか?について考えていくとするか)
やはり異世界もので鉄板なのは情報収集だ。
これを怠る奴はアホとしか言いようがない。
未知なる場所に放り出されたら(俺の場合は自分から来たが)まずは、静かに落ち着いて手当たり次第に情報を集める。
これ鉄則。
(まあ、まだ半年は時間あるんだしおいおい重要な事があればそのうち気付くだろう)
とそこに、
「ただいま、わが愛する妻とわが愛する息子よ‼」
凄い元気ハツラツとした父親がドアを開けて入ってきた。
「あなた! この子が驚いて目を覚ましたらどうするの‼」
「おお! スマンスマン。で、レインは起きてるか?」
そう言いながら俺の顔を覗き込むイケメン野郎がいた。
(お? むちゃくちゃイケメンじゃねーか!
え? あんた俺のファザー?マシで!
うおしゃーーーーーー!
イケメンフェイスゲットーーーー!
きたー、これ遺伝してるよね?俺も将来あんた見たいなイケメンフェイスになれますよね⁉)
最初会った時は目が霞んでいたためよく見えなかったのだ。
因みに母親について何も言わなかったのは別にブサイクな訳ではなく、かなりの美人ではあったが特に思うとこが無かったためである。
そうとは知らず俺が、父親がイケメンであることに喜んだのを見て、自分を見て喜んだと勘違いしたのか、「おお! 私が父親だとわかっておるのか!
昨日、産まれてすぐに少しだけ顔を合わせただけだというのに! うむ、頭はいい子のようだな!」
(あれ? 結構時間経ってると思ったがそんなに寝てなかったのか……。
まあよく考えたらそりゃそうだよな、赤ん坊だし。
てか、頭はいいって人によっては含むところがあるみたいだぞ、ファザー)
「あなた、まだそんなことわからないでしょ」
(母さん……。
もっと言ってやれと言うべきかいや貴女が否定するのかよ! ってつこむべきか非常に迷うな……)
「いいや、理知的な目をしておる!
この子は絶対に優秀な子になるであろう!」
「アー、ウーー」(過度な期待は厳禁だぜ、ファザー)
「おー、よしよし、ほらソフィー」
そう言いながら今度は母さんに俺を渡す。
「本当に良い子ね。この子ほとんど泣かないから夜はぐっすり眠れると思うわ」
「この私の息子だからな!頭がいいのだろう」
(流石公爵。なんの恥ずかしげもなく自慢した)
「それとソフィーあとで話したいことがある。
レインが寝たら私の部屋に来てくれ」
「……ええ、わかりましたわ」
そう言い残し父さんは部屋を出て行った。
母さんは何も言わず俺を抱きしめながらベットに横たわった。
(まあ、十中八九俺の事だろうな……。
すいませんね、どこぞの誰かが俺のステ振りミスったせいで、ご心配お掛けします。
あ、もちろん俺より優秀な跡取りできたら変わりますんでお気遣いなく)
と、心の中で2人に謝罪する。
(まあ当然聞こえてないだろうけど……。
あ、そういえばまだ見てないスキルあったよな?
ええっと神眼だったけ?
名前とレア度からしてなかなかの期待感があるが、魔導王の例があるから過度な期待は厳禁だな。
よしいくぞ!)
「アーウー」(神眼)
(うおっ!!)
突然視界が広がり、また視界が鮮明になっていく。
そして母さんをじっと覗くと何か許可を求められる。
許可してみるとそこには、
{ソフィア・デュク・ド・オリオン/Lv. 26}
{23632/25000}
{女性/AB/6510/6/12}
{人族/オリオン公爵家}
{HP 385/385}
{MP 723/723}
{STR 65}
{VIT 76}
{AGI 72}
{魔法}
水属性 Lv5
風属性 Lv5
土属性 Lv3
{スキル}
レア5 魔法経験値取得率中
母さんのステータスが表示された。
(ええっと昨日は確か……スキルを口に出して言うことをしたな)
未だ異世界転生したという実感があまり湧かない為、記憶が現実のものか夢なのかわからなくなってしまう。
(俺の見た常識外の事ってステータスオープンだけだったからな……。
それにしても俺のスキル群全く使い物にならねーじゃねーかよ!
父さんも母さんも驚いていたけど一番びっくりしたのは俺だよ!
そして一番がっかりしたのも俺だよ!
マジ何なんだよ、むちゃくちゃ期待してたのに魔法が使える世界で魔法が使えないってありですか?
神様、実は魔法付与するの忘れてたんじゃないだろうな。
今ならまだ「ハハハ、もう神様ったら〜、まあ誰にでもそういう事ありますんで気にしませんよ」で終わらせられますよ! さあ、我が前に降臨せよーー……)
何も起こらなかった。
いい加減、何処からの目線が痛くなってきたので真面目にこれからについて考えることにする。
(とりあえずこの体では出来ることは決まっているしな。
最低でもハイハイが出来る位まで成長しないと情報収集もろくに出来ないからな。ならハイハイが出来るようになったらまず何を調べるか?について考えていくとするか)
やはり異世界もので鉄板なのは情報収集だ。
これを怠る奴はアホとしか言いようがない。
未知なる場所に放り出されたら(俺の場合は自分から来たが)まずは、静かに落ち着いて手当たり次第に情報を集める。
これ鉄則。
(まあ、まだ半年は時間あるんだしおいおい重要な事があればそのうち気付くだろう)
とそこに、
「ただいま、わが愛する妻とわが愛する息子よ‼」
凄い元気ハツラツとした父親がドアを開けて入ってきた。
「あなた! この子が驚いて目を覚ましたらどうするの‼」
「おお! スマンスマン。で、レインは起きてるか?」
そう言いながら俺の顔を覗き込むイケメン野郎がいた。
(お? むちゃくちゃイケメンじゃねーか!
え? あんた俺のファザー?マシで!
うおしゃーーーーーー!
イケメンフェイスゲットーーーー!
きたー、これ遺伝してるよね?俺も将来あんた見たいなイケメンフェイスになれますよね⁉)
最初会った時は目が霞んでいたためよく見えなかったのだ。
因みに母親について何も言わなかったのは別にブサイクな訳ではなく、かなりの美人ではあったが特に思うとこが無かったためである。
そうとは知らず俺が、父親がイケメンであることに喜んだのを見て、自分を見て喜んだと勘違いしたのか、「おお! 私が父親だとわかっておるのか!
昨日、産まれてすぐに少しだけ顔を合わせただけだというのに! うむ、頭はいい子のようだな!」
(あれ? 結構時間経ってると思ったがそんなに寝てなかったのか……。
まあよく考えたらそりゃそうだよな、赤ん坊だし。
てか、頭はいいって人によっては含むところがあるみたいだぞ、ファザー)
「あなた、まだそんなことわからないでしょ」
(母さん……。
もっと言ってやれと言うべきかいや貴女が否定するのかよ! ってつこむべきか非常に迷うな……)
「いいや、理知的な目をしておる!
この子は絶対に優秀な子になるであろう!」
「アー、ウーー」(過度な期待は厳禁だぜ、ファザー)
「おー、よしよし、ほらソフィー」
そう言いながら今度は母さんに俺を渡す。
「本当に良い子ね。この子ほとんど泣かないから夜はぐっすり眠れると思うわ」
「この私の息子だからな!頭がいいのだろう」
(流石公爵。なんの恥ずかしげもなく自慢した)
「それとソフィーあとで話したいことがある。
レインが寝たら私の部屋に来てくれ」
「……ええ、わかりましたわ」
そう言い残し父さんは部屋を出て行った。
母さんは何も言わず俺を抱きしめながらベットに横たわった。
(まあ、十中八九俺の事だろうな……。
すいませんね、どこぞの誰かが俺のステ振りミスったせいで、ご心配お掛けします。
あ、もちろん俺より優秀な跡取りできたら変わりますんでお気遣いなく)
と、心の中で2人に謝罪する。
(まあ当然聞こえてないだろうけど……。
あ、そういえばまだ見てないスキルあったよな?
ええっと神眼だったけ?
名前とレア度からしてなかなかの期待感があるが、魔導王の例があるから過度な期待は厳禁だな。
よしいくぞ!)
「アーウー」(神眼)
(うおっ!!)
突然視界が広がり、また視界が鮮明になっていく。
そして母さんをじっと覗くと何か許可を求められる。
許可してみるとそこには、
{ソフィア・デュク・ド・オリオン/Lv. 26}
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水属性 Lv5
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母さんのステータスが表示された。
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