どうやら魔王は俺と結婚したいらしい
70
「あむっ危ない所を……むぐむぐ…助けて…くれて……かぷかぷ……ありがとう」
むしゃむしゃと棘棘の果物を食べながら感謝の気持ちを伝える私。
梨みたいな味でとても美味しかった……因みに今、私は切り株に座ってる……どう言う原理か知らないけどイケメンさんが種を地面に植えたら切り株が出て来た……うむ、自然の神秘だ。
「はっはっはっ、それは良かった」
ニヒルに笑うイケメンさんそろそろヘッグさんと呼ぼうかな? 名前呼んでないと忘れちゃうかも知れない……。
「おかわり」
まぁ良いか……今はご飯に集中しよう、この果物、梨みたいにしゃりしゃりしてて美味しい……何て言う果物だろ?
「はっはっはっ……良い食べっぷりだ」
気持ちいいまでに笑いながら果物を渡してくるイケメンさん、彼も切り株に座り足を組む……うぉぉ足長い、ちょっと憧れるなぁ。
「あむあむ……美味しい…ぱくぱく」
じとーっとイケメンさんを見ながら呟く私、あぁ……口の中が甘々パラダイスだ、もうずっとこれを食べていたい。
「お嬢さん、これを使いたまえ」
そう思っていたらイケメンさんがハンカチを手渡して来た、仄かに薔薇の香りがする……イケメンの仕草だ!
「むぐむぐ、ごくん……ありがとう……ん、果物美味しい」
有り難く受け取り手を拭く、口も拭いておこう、うぉ……凄い付いてる。
「洗って必ず返します……あっ、洗う手段無かった…」
「いや、気にしなくていいさ……それは」
しゅばっと颯爽と立ち上がり中指と人差し指で私に指差す。
「君にプレゼントしようっ」
そして私に指差し、ばちこーんって爽快な擬音が付きそうなウインクする、漂うイケメン匂が止まらない、その仕草イケメンofイケメンだ……うん、言ってて意味わからん無いけど……イケメンだ!
「有り難く貰います……」
取り敢えずハンカチをポケットに仕舞う、それを見たイケメンさんは「ふっ」と軽く笑って座る……ん? 話が途切れた、どうしよう……何か話そうかな? 黙ってるのって何か嫌だ。
「イケメンさん」
「なんだい?」
だから色々聞こうと思う、質問タイムスタート!
「何で木を食べれるの?」
「あぁ……そう言えば見ていたね」
早速気になった事を聞いてみた、すると「はっはっはっ!」と爽やかに笑う、これ他の女性が見たら惚れるんだろうなぁ……。
「ならばクールにお答えしよう!」
きらーんっと綺麗な星が出そうな位に優雅に髪の毛を手で靡かせる、そしてまたまた華麗なるウインクをするイケメンさん。
「俺はニーズヘッグだからさっ!」
しゅばっ! と格好良く立ち上がり妙なポーズを取る、右腕を上げて左手で顔を隠す……そんな格好だ、これは絶対に流行る格好だ、シルクに会ったら教えてあげようと。
「へぇ……ニーズヘッグって何?」
と、思っていた時またまた疑問が生まれたので聞いてみる。
「ドラゴンの一種だね」
「へぇ……」
ニーズヘッグはドラゴンの一種……!!
「ドラゴンっ!?」
ドラゴンって空想上の生物で一番強いって言われてる生物だよね? このイケメンさんがドラゴンだなんて……信じられない!
「はっはっはっ!驚いているね……まぁ無理も無い」
驚いて目を見開く私に天を仰ぎながらイケメンさんは続けて説明してくれる。
「簡単に言えば俺は魔界から来た」
「簡単に言われても分かんない……」
まさか生きている内にドラゴンに出会えるなんて……でも聞いてた物と違う気がする、ドラゴンって身体が大きくて蜥蜴に似た生物って聞いたけど……イケメンさんはバリバリの人間だ、角と尻尾と翼が生えてるけど。
「まぁ難しく考えなくて良いさ……対して大事な事でも無いからね」
「そう……なら考えない」
そう言う事ならそうしよう、考えて分かんない事を何時までも考えても無駄だから。
「ははっ、中々さっぱりした考えの人じゃないか……そう言うの嫌いじゃ無いぜ」
3度目の格好良いウインク……格好良い事言われた、ちょっと、どきっとしてしまった、でも私は惚れはしないっ! 何故なら私が惚れてるのはシルクだからさっ! なんとなくイケメンさんの真似を心の中でしてみる。
「で、木を食べれる理由は?」
そして本題を聞いてみた、うっかり忘れる所だった、それを聞くとイケメンさんは「ははんっ!」と声を上げて足を交差し両手を上に上げる、格好良いポーズパート2だ!
「それは俺がイケメン&ドラゴンだから……さっ!」
「……うん?」
全く良く分からない事を言われてしまった、そうか……ドラゴンは木が食べられるんだ、初めて知った。
と納得していた時だ、急にこっちを見てくるイケメンさん。
「因みに俺はドラゴンだからこの姿は仮の姿なんだぜ」
「へぇ……えぇっ!?」
突然の驚愕発言……これはあれだ。
「ぐはははっ、貴様程度我の真の姿を見せるまでもないわ!」の真の姿と言う奴だ……ふぉぉ格好いい。
「驚いたかい?だとしたらサプライズ成功と言う奴だぜ」
一々格好良いなぁ……でもこの人、何時まで立ってるんだろ……座ればいいのに。
「さて、次はアヤネの話を聞きたいな」
「私?」
うぉぅ……逆質問タイムだ、どきどきして来た、夜の森の会話はまだ続きそうだ……でも早く切り上げないと寝不足になっちゃう、そう心配しつつも会話を楽しむ私はイケメンさんの質問を心して待つのである……どんな質問が来るのかな?
むしゃむしゃと棘棘の果物を食べながら感謝の気持ちを伝える私。
梨みたいな味でとても美味しかった……因みに今、私は切り株に座ってる……どう言う原理か知らないけどイケメンさんが種を地面に植えたら切り株が出て来た……うむ、自然の神秘だ。
「はっはっはっ、それは良かった」
ニヒルに笑うイケメンさんそろそろヘッグさんと呼ぼうかな? 名前呼んでないと忘れちゃうかも知れない……。
「おかわり」
まぁ良いか……今はご飯に集中しよう、この果物、梨みたいにしゃりしゃりしてて美味しい……何て言う果物だろ?
「はっはっはっ……良い食べっぷりだ」
気持ちいいまでに笑いながら果物を渡してくるイケメンさん、彼も切り株に座り足を組む……うぉぉ足長い、ちょっと憧れるなぁ。
「あむあむ……美味しい…ぱくぱく」
じとーっとイケメンさんを見ながら呟く私、あぁ……口の中が甘々パラダイスだ、もうずっとこれを食べていたい。
「お嬢さん、これを使いたまえ」
そう思っていたらイケメンさんがハンカチを手渡して来た、仄かに薔薇の香りがする……イケメンの仕草だ!
「むぐむぐ、ごくん……ありがとう……ん、果物美味しい」
有り難く受け取り手を拭く、口も拭いておこう、うぉ……凄い付いてる。
「洗って必ず返します……あっ、洗う手段無かった…」
「いや、気にしなくていいさ……それは」
しゅばっと颯爽と立ち上がり中指と人差し指で私に指差す。
「君にプレゼントしようっ」
そして私に指差し、ばちこーんって爽快な擬音が付きそうなウインクする、漂うイケメン匂が止まらない、その仕草イケメンofイケメンだ……うん、言ってて意味わからん無いけど……イケメンだ!
「有り難く貰います……」
取り敢えずハンカチをポケットに仕舞う、それを見たイケメンさんは「ふっ」と軽く笑って座る……ん? 話が途切れた、どうしよう……何か話そうかな? 黙ってるのって何か嫌だ。
「イケメンさん」
「なんだい?」
だから色々聞こうと思う、質問タイムスタート!
「何で木を食べれるの?」
「あぁ……そう言えば見ていたね」
早速気になった事を聞いてみた、すると「はっはっはっ!」と爽やかに笑う、これ他の女性が見たら惚れるんだろうなぁ……。
「ならばクールにお答えしよう!」
きらーんっと綺麗な星が出そうな位に優雅に髪の毛を手で靡かせる、そしてまたまた華麗なるウインクをするイケメンさん。
「俺はニーズヘッグだからさっ!」
しゅばっ! と格好良く立ち上がり妙なポーズを取る、右腕を上げて左手で顔を隠す……そんな格好だ、これは絶対に流行る格好だ、シルクに会ったら教えてあげようと。
「へぇ……ニーズヘッグって何?」
と、思っていた時またまた疑問が生まれたので聞いてみる。
「ドラゴンの一種だね」
「へぇ……」
ニーズヘッグはドラゴンの一種……!!
「ドラゴンっ!?」
ドラゴンって空想上の生物で一番強いって言われてる生物だよね? このイケメンさんがドラゴンだなんて……信じられない!
「はっはっはっ!驚いているね……まぁ無理も無い」
驚いて目を見開く私に天を仰ぎながらイケメンさんは続けて説明してくれる。
「簡単に言えば俺は魔界から来た」
「簡単に言われても分かんない……」
まさか生きている内にドラゴンに出会えるなんて……でも聞いてた物と違う気がする、ドラゴンって身体が大きくて蜥蜴に似た生物って聞いたけど……イケメンさんはバリバリの人間だ、角と尻尾と翼が生えてるけど。
「まぁ難しく考えなくて良いさ……対して大事な事でも無いからね」
「そう……なら考えない」
そう言う事ならそうしよう、考えて分かんない事を何時までも考えても無駄だから。
「ははっ、中々さっぱりした考えの人じゃないか……そう言うの嫌いじゃ無いぜ」
3度目の格好良いウインク……格好良い事言われた、ちょっと、どきっとしてしまった、でも私は惚れはしないっ! 何故なら私が惚れてるのはシルクだからさっ! なんとなくイケメンさんの真似を心の中でしてみる。
「で、木を食べれる理由は?」
そして本題を聞いてみた、うっかり忘れる所だった、それを聞くとイケメンさんは「ははんっ!」と声を上げて足を交差し両手を上に上げる、格好良いポーズパート2だ!
「それは俺がイケメン&ドラゴンだから……さっ!」
「……うん?」
全く良く分からない事を言われてしまった、そうか……ドラゴンは木が食べられるんだ、初めて知った。
と納得していた時だ、急にこっちを見てくるイケメンさん。
「因みに俺はドラゴンだからこの姿は仮の姿なんだぜ」
「へぇ……えぇっ!?」
突然の驚愕発言……これはあれだ。
「ぐはははっ、貴様程度我の真の姿を見せるまでもないわ!」の真の姿と言う奴だ……ふぉぉ格好いい。
「驚いたかい?だとしたらサプライズ成功と言う奴だぜ」
一々格好良いなぁ……でもこの人、何時まで立ってるんだろ……座ればいいのに。
「さて、次はアヤネの話を聞きたいな」
「私?」
うぉぅ……逆質問タイムだ、どきどきして来た、夜の森の会話はまだ続きそうだ……でも早く切り上げないと寝不足になっちゃう、そう心配しつつも会話を楽しむ私はイケメンさんの質問を心して待つのである……どんな質問が来るのかな?
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