どうやら魔王は俺と結婚したいらしい
147
「さぁ! きぃ君に負けずに頑張って勝ちにいくですよ!」
「りょっりょりょっ了解だますです!」
むふぅっと鼻息を出し気合いを入れるメェ、そして……いつも通りガチガチに緊張する鬼騎、対するは。
「ヴァーム……それ、動きにくくないか?」
「いえ、問題ありませんよ?」
リヴァイ&ヴァームだ……仲好し夫婦ペア、チームワークはよさそうだ。
実はこの試合の勝利チームと俺達のチームが戦う事になる、なので非常に大事な戦いだ。
「嫌なシード権もあったもんだな……」
「まぁ、良いじゃない? 1試合戦わずに済むんだからさ」
1チーム余ると言う理由と俺の体力が無い事のハンデとして貰ったシード権、どっちみちどのチームが勝っても2チーム共、強さはラスボス級なんだよな……。
「では、試合開始じゃ!」
憂鬱な気持ちになっているとロアがコート中央に立ち声を上げる。
最初サーブを上げるのは黒の海パンを履いたリヴァイ、鋭い目付きで相手コートを睨みボールを空高く上げた。
「……っし!」
声を上げてのサーブ! ボールは真っ直ぐ飛んで行く、そのボールに反応したのは鬼騎! 体制を低く構えレシーブを上げ、そのボールはネット付近へと行く。
「めっめめっメェさん!」
「りょーかいですっ」
にひひっ、と笑いながらメェはそのボールをトス……そのまま鬼騎がアタックする流れ、俺はそう思っていた。
「ネット付近に誰もいないですよ?」
悪戯っ娘の笑みを浮かべメェは……トスでボールを相手コートに上げる。
「……!」
「っち」
驚いて反応する2人、だがリヴァイもヴァームもネットから離れている。
これでは届かない……だがそこは人とは桁外れの体力を持つ魔物、何とか追い付いてボールを相手コートに返す……そのボールはゆっくりとネット中央へと上がっていく、その時だ。
「……だらぁっ!」
叫びながら鬼騎がそのボールを力強く叩き落とす。
気持ち良い位にブロック成功だ、メェが、たたたぁっーーと駆け寄って抱き付いて来る。
「きぃ君、凄いですぅ!」
「どっ……あっ……うっ……えっ!」
分かりやすく動揺し横を向く、相変わらずの鬼騎とメェだが……コンビネーション凄い、その光景にギャラリーも歓声を上げる。
「メェってあんな動き出来るんだな……意外だ」
ふと呟いてしまう俺、本当に意外だったからだ。
あいつは医者だから運動には無縁……だが医者だって体力が無ければ勤まらない、あの動きは当然と言えば当選だ。
「うふふふ、医者の癖にやりますね」
ヴァームがネットを握り締め微笑む、だが内心は悔しいだろう……ネットを握る手には青筋が浮き出ている。
「にひひひひっ、医者は以外と体力使うんですよ? だから負けないです!」
お互い笑いあって火花を散らす、おっ恐ろしい位に睨みあってる……で、リヴァイと鬼騎だが、互いに睨みあったまま何も言わない、それもそれで怖い、だからなんか喋ってくれ……。
と怖がっていたら試合は再開される、次にサーブを上げるのは鬼騎……ボールを両手で掴み、数秒間見詰めた後、ボールを空高く上げる! 次に軽くジャンプをして……。
「っらぁっ!」
気合いの一声と共にボールが放たれる。
バシィンッーー
と凄まじい音が鳴る、その威力はまるでボールが割れそうな位だ……さっ流石は鬼、力強い一撃だ。
「メェがブロックするですよ! きぃ君、サポートよろしくです!」
「りょっりょうかいですだます!」
メェの声を聞いて鬼騎はメェの少し遠くの背後に立つ、体制を低く構え何処にボールが来ても言い様にする。
そしてメェがネット前に立って飛んだ! 
「これで攻撃失敗ですっ!」
腕を真っ直ぐピンっ! と上げるメェは、にやにや笑う。
このままではボールはブロックされる……そう思ったヴァームは表情を歪ませる……その時だ、ヴァームは悔しさからか斜め下を見る、そこに写ったのは……。
ぷるんぷるんっと揺れるメェのオレンジ色のパレオに包まれた豊かな胸だった。
そこからは一瞬だった、ヴァームの表情が一瞬にひて怒りに歪んだ。
「……あぁぁっ!!」
今までのヴァームから出た事の無い位の怒号がとんだその瞬間、バシィンッーー 
爽快な音が響きボールはメェ側のコート……ではなくメェの顔面にバチィィンッーーと当たる。
「めっめぎゃぁぁぁっ!!」
悲鳴、大きな悲鳴を上げた……吹っ飛ばされるメェ、鬼騎は慌ててメェを受け止めに行く。
いっ痛い! あれは痛い! ビニール性のボールじゃない音が響いた……ボールは、てんてんっと砂浜に落ちてメェは助けに来た鬼騎の胸に落ちた、メェの顔は赤く腫れ目元が涙ぐんでいる、それを見た鬼騎は心配の声を上げた。
「めっメェさん! だっだだだっ大丈夫ですかますか?」
心配してても同じ口調、鬼騎はそのままヴァームの方を向く。
「うふっ……うふふふ、私の……私の目の前で……乳を揺らすんじゃありません! このデカ乳羊ぃぃっ!」
ネットに手を掛け「ふぅぅ……ふぅぅ……」と獣の様に猛りきった息づかいをするヴァーム、場が違えば完全にチンピラだ。
それを見たリヴァイが「どうどう……」と落ち着かせる。
だが、それでも落ち着かないヴァームはリヴァイに強引にネットから離される。
「潰します、私は! あの不愉快な胸が! 潰れるまで! メェに! アタックします!」
こっ攻撃宣言しちゃったよこのドラゴンメイド……この言葉を聞いたヴァームの主人であるロアは「あわっあわわわわっ!」と怯えて自分の胸を腕で隠し、ぺたんっと尻餅を着く。
そうだ、ロアも胸が大きい方だったな……と、恥ずかしい事を考えてしまった。
「むーちゃん、怖い……私そんに巨乳の人恨んでないのに」
そう言って自分の胸を揉み見つめるアヤネ、怖いのか
肩を震わせている。
怖さに震えているのはロアやアヤネだけではない、俺とラキュ……ギャラリー全員が震えている。
初めは「珍しく普通の試合だなぁ」と内心思っていたが……やっぱり通常通りハチャメチャな試合になってしまった。
メイド服来た女が個人的な怒りで猛り狂るう、誰が見ても戸惑うに試合、これ終止が着くのか? そう思った俺はある事が口に出てしまう。
「……ビーチバレーって、楽しいスポーツだよな?」
そんな疑問を口にし修羅場と化したビーチバレーの試合は進んでいく……。
「りょっりょりょっ了解だますです!」
むふぅっと鼻息を出し気合いを入れるメェ、そして……いつも通りガチガチに緊張する鬼騎、対するは。
「ヴァーム……それ、動きにくくないか?」
「いえ、問題ありませんよ?」
リヴァイ&ヴァームだ……仲好し夫婦ペア、チームワークはよさそうだ。
実はこの試合の勝利チームと俺達のチームが戦う事になる、なので非常に大事な戦いだ。
「嫌なシード権もあったもんだな……」
「まぁ、良いじゃない? 1試合戦わずに済むんだからさ」
1チーム余ると言う理由と俺の体力が無い事のハンデとして貰ったシード権、どっちみちどのチームが勝っても2チーム共、強さはラスボス級なんだよな……。
「では、試合開始じゃ!」
憂鬱な気持ちになっているとロアがコート中央に立ち声を上げる。
最初サーブを上げるのは黒の海パンを履いたリヴァイ、鋭い目付きで相手コートを睨みボールを空高く上げた。
「……っし!」
声を上げてのサーブ! ボールは真っ直ぐ飛んで行く、そのボールに反応したのは鬼騎! 体制を低く構えレシーブを上げ、そのボールはネット付近へと行く。
「めっめめっメェさん!」
「りょーかいですっ」
にひひっ、と笑いながらメェはそのボールをトス……そのまま鬼騎がアタックする流れ、俺はそう思っていた。
「ネット付近に誰もいないですよ?」
悪戯っ娘の笑みを浮かべメェは……トスでボールを相手コートに上げる。
「……!」
「っち」
驚いて反応する2人、だがリヴァイもヴァームもネットから離れている。
これでは届かない……だがそこは人とは桁外れの体力を持つ魔物、何とか追い付いてボールを相手コートに返す……そのボールはゆっくりとネット中央へと上がっていく、その時だ。
「……だらぁっ!」
叫びながら鬼騎がそのボールを力強く叩き落とす。
気持ち良い位にブロック成功だ、メェが、たたたぁっーーと駆け寄って抱き付いて来る。
「きぃ君、凄いですぅ!」
「どっ……あっ……うっ……えっ!」
分かりやすく動揺し横を向く、相変わらずの鬼騎とメェだが……コンビネーション凄い、その光景にギャラリーも歓声を上げる。
「メェってあんな動き出来るんだな……意外だ」
ふと呟いてしまう俺、本当に意外だったからだ。
あいつは医者だから運動には無縁……だが医者だって体力が無ければ勤まらない、あの動きは当然と言えば当選だ。
「うふふふ、医者の癖にやりますね」
ヴァームがネットを握り締め微笑む、だが内心は悔しいだろう……ネットを握る手には青筋が浮き出ている。
「にひひひひっ、医者は以外と体力使うんですよ? だから負けないです!」
お互い笑いあって火花を散らす、おっ恐ろしい位に睨みあってる……で、リヴァイと鬼騎だが、互いに睨みあったまま何も言わない、それもそれで怖い、だからなんか喋ってくれ……。
と怖がっていたら試合は再開される、次にサーブを上げるのは鬼騎……ボールを両手で掴み、数秒間見詰めた後、ボールを空高く上げる! 次に軽くジャンプをして……。
「っらぁっ!」
気合いの一声と共にボールが放たれる。
バシィンッーー
と凄まじい音が鳴る、その威力はまるでボールが割れそうな位だ……さっ流石は鬼、力強い一撃だ。
「メェがブロックするですよ! きぃ君、サポートよろしくです!」
「りょっりょうかいですだます!」
メェの声を聞いて鬼騎はメェの少し遠くの背後に立つ、体制を低く構え何処にボールが来ても言い様にする。
そしてメェがネット前に立って飛んだ! 
「これで攻撃失敗ですっ!」
腕を真っ直ぐピンっ! と上げるメェは、にやにや笑う。
このままではボールはブロックされる……そう思ったヴァームは表情を歪ませる……その時だ、ヴァームは悔しさからか斜め下を見る、そこに写ったのは……。
ぷるんぷるんっと揺れるメェのオレンジ色のパレオに包まれた豊かな胸だった。
そこからは一瞬だった、ヴァームの表情が一瞬にひて怒りに歪んだ。
「……あぁぁっ!!」
今までのヴァームから出た事の無い位の怒号がとんだその瞬間、バシィンッーー 
爽快な音が響きボールはメェ側のコート……ではなくメェの顔面にバチィィンッーーと当たる。
「めっめぎゃぁぁぁっ!!」
悲鳴、大きな悲鳴を上げた……吹っ飛ばされるメェ、鬼騎は慌ててメェを受け止めに行く。
いっ痛い! あれは痛い! ビニール性のボールじゃない音が響いた……ボールは、てんてんっと砂浜に落ちてメェは助けに来た鬼騎の胸に落ちた、メェの顔は赤く腫れ目元が涙ぐんでいる、それを見た鬼騎は心配の声を上げた。
「めっメェさん! だっだだだっ大丈夫ですかますか?」
心配してても同じ口調、鬼騎はそのままヴァームの方を向く。
「うふっ……うふふふ、私の……私の目の前で……乳を揺らすんじゃありません! このデカ乳羊ぃぃっ!」
ネットに手を掛け「ふぅぅ……ふぅぅ……」と獣の様に猛りきった息づかいをするヴァーム、場が違えば完全にチンピラだ。
それを見たリヴァイが「どうどう……」と落ち着かせる。
だが、それでも落ち着かないヴァームはリヴァイに強引にネットから離される。
「潰します、私は! あの不愉快な胸が! 潰れるまで! メェに! アタックします!」
こっ攻撃宣言しちゃったよこのドラゴンメイド……この言葉を聞いたヴァームの主人であるロアは「あわっあわわわわっ!」と怯えて自分の胸を腕で隠し、ぺたんっと尻餅を着く。
そうだ、ロアも胸が大きい方だったな……と、恥ずかしい事を考えてしまった。
「むーちゃん、怖い……私そんに巨乳の人恨んでないのに」
そう言って自分の胸を揉み見つめるアヤネ、怖いのか
肩を震わせている。
怖さに震えているのはロアやアヤネだけではない、俺とラキュ……ギャラリー全員が震えている。
初めは「珍しく普通の試合だなぁ」と内心思っていたが……やっぱり通常通りハチャメチャな試合になってしまった。
メイド服来た女が個人的な怒りで猛り狂るう、誰が見ても戸惑うに試合、これ終止が着くのか? そう思った俺はある事が口に出てしまう。
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