FORSE
1
その頃、サリド。
「……いいわ。協力してあげる」
フランシスカの反応は意外にも呆気ないものだった。
「……いいのか?」
「別にあんたの為にやろうって訳じゃないわよ。あの死んだ新入りの為にやってあげるんだからね」
「理由は別にどうだっていいよ。戦ってくれるなら」
サリドはフランシスカの顔を見て、何度も頷いた。
「な、なに? 顔に何かついてる??」
「いや、なんも」
サリドは無機質な表情で返した。
「……で、何処に行けばいいんだ?」
グラムはサリドとフランシスカの会話に飽きてきたのか、はたまた嫌悪感を抱いているのか(それは定かではない)、横槍を入れた。
「リーフガットさんのVMだとジャパニアに向かった、って言ってたよ。どうやら神殿協会もそこに向かってるみたいだ」
「ジャパニア……って、あの極東の島国のことか? タタミやらニンジャやらがいる、彼処に?」
「……ここでは言ってないけど、リーフガットさんはなにか掴んだんだと思う。若しくは既に掴んでいたのか……それは僕らには解らない。けれども、その情報が神殿協会を脅かすものだということは事実だと思う」
サリドは淡々と、何の抑揚もなく告げた。
「……いいわ。協力してあげる」
フランシスカの反応は意外にも呆気ないものだった。
「……いいのか?」
「別にあんたの為にやろうって訳じゃないわよ。あの死んだ新入りの為にやってあげるんだからね」
「理由は別にどうだっていいよ。戦ってくれるなら」
サリドはフランシスカの顔を見て、何度も頷いた。
「な、なに? 顔に何かついてる??」
「いや、なんも」
サリドは無機質な表情で返した。
「……で、何処に行けばいいんだ?」
グラムはサリドとフランシスカの会話に飽きてきたのか、はたまた嫌悪感を抱いているのか(それは定かではない)、横槍を入れた。
「リーフガットさんのVMだとジャパニアに向かった、って言ってたよ。どうやら神殿協会もそこに向かってるみたいだ」
「ジャパニア……って、あの極東の島国のことか? タタミやらニンジャやらがいる、彼処に?」
「……ここでは言ってないけど、リーフガットさんはなにか掴んだんだと思う。若しくは既に掴んでいたのか……それは僕らには解らない。けれども、その情報が神殿協会を脅かすものだということは事実だと思う」
サリドは淡々と、何の抑揚もなく告げた。
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