住み込み就職 お仕事時々お遊び
傷心からの甘いもの、胡桃過去を悔いる
はぁ……はぁ……ふひぃぃぃっ。しっ、しんどかったぁぁぁぁぁっ。
ようやく仕事が終わって自室で倒れてます。もう……ほんっとにクタクタですよ、それもこれも、あのノートの性ですね。
あれから七瀬さんに、かるぅく説教して、長門さんから逃げて、学校から帰ってきた恵さんに「なにやってんの?」って言われて、それを適当に誤魔化して……と、ほんと色々ありましたが、ようやく仕事が終わりましたぁ。
「はっはやく、ノートを処分しないと」
布団の中にくるまってる私は、じとぉっとノートを見つめます。
そして、また思い出しました……このノートに、浮かんだ自作の必殺技を笑顔で書き記す私の姿を。
くっ、うっ……あっあの頃を思い出したら頭痛が……過去の傷が疼きますねぇ。
このズキズキ心を抉る痛み、傷はかなぁり深いですよ。
「はぁ…………」
まさに、後悔先に立たずって奴ですね。暫くはこの心の傷は癒えそうにありませんね。
「だっ……大丈夫ですよ、皆だってノートに、自分の考えた必殺技をノートに書いていますっ! 学生の頃は皆やってるんです!! 私だけじゃないですよっ」
とりあえずこんな、独り言を言って自分で自分を慰めてみますが……うん、そんなもん知ったこっちゃないですから何の慰めにもなりませんね。余計惨めになってきました……。
あぁ、こんなノート書かなければ良かった。いやそもそも、小学生の時あの漫画を読まなければこんな事にはなってなかった筈。
って、やめです止め! もうこの事を考えるのは禁止です!! 幾ら暗くなったてやったもんは何をしたって変わらないんです! だから、今すべき事は……。
「気分展開に甘い物を食べましょう!! あ、外出とか良いかもしれませんねぇ。ま、今夕食時ですけど……今日だけです! 今日だけは夕食は全部甘い物です! うふふふふふふ…………」
なんだか行けない事してるみたいですねぇ。あっ、そう言えばこの辺りの甘い物ってまだ知らないんですよねぇ。何があるんでしょうか? 楽しみですっ!!
「お店で、たっくさん食べますよぉっ! これは気分展開ですから沢山食べないとダメです! じゃないと、気分が晴れませんからねっ」
しゅばっ!! と立ち上がった私は、ぐっと拳をつくります。よぉしっ、そうと決めたら即行動です!
あ、一応言っておきますけど……やけ食いじゃないですかね? あくまで気分展開の為なんですからね!!
「と言う訳で、準備して出掛けましょうっ!! あ、このノートは……張れないようにベットの下に隠しましょうか。明日、きちんと処分しましょう」
そう言いながら、ノートを隠します。よしっ、これで良いでしょう。あんまり奥に入れると取れませんからね……。
じゃ、お着替え開始です!!
「ふんっ、ふんふぅぅぅんっ」
鼻唄を奏でながら、お着替えタイム。終わったら財布やらスマホやらを鞄に詰め込んで部屋を出ますっ。
さぁ……いっきまっすよぉ。あ、行くときに長門さんに連絡だけしておきましょうか。あ、いや……待ってください、長門さんに会った瞬間、ノートの事を詳しく聞かれそうです。だからダメッ!
ですので……恵さんに伝えていきましょう。
それが済んだらいざ出発です!!
陽気な気分の私。だがこの時の私は気づいていなかった……甘い物を食べに行く事に受かれて、部屋の鍵を掛けるのを忘れている事に……。
そう、いまこの瞬間、陽気にスキップして恵さんの部屋に向かう私は……甘い物を食べに帰って来た時、史上最悪の悲劇が訪れる事を…………まったく知らないのでした。
ようやく仕事が終わって自室で倒れてます。もう……ほんっとにクタクタですよ、それもこれも、あのノートの性ですね。
あれから七瀬さんに、かるぅく説教して、長門さんから逃げて、学校から帰ってきた恵さんに「なにやってんの?」って言われて、それを適当に誤魔化して……と、ほんと色々ありましたが、ようやく仕事が終わりましたぁ。
「はっはやく、ノートを処分しないと」
布団の中にくるまってる私は、じとぉっとノートを見つめます。
そして、また思い出しました……このノートに、浮かんだ自作の必殺技を笑顔で書き記す私の姿を。
くっ、うっ……あっあの頃を思い出したら頭痛が……過去の傷が疼きますねぇ。
このズキズキ心を抉る痛み、傷はかなぁり深いですよ。
「はぁ…………」
まさに、後悔先に立たずって奴ですね。暫くはこの心の傷は癒えそうにありませんね。
「だっ……大丈夫ですよ、皆だってノートに、自分の考えた必殺技をノートに書いていますっ! 学生の頃は皆やってるんです!! 私だけじゃないですよっ」
とりあえずこんな、独り言を言って自分で自分を慰めてみますが……うん、そんなもん知ったこっちゃないですから何の慰めにもなりませんね。余計惨めになってきました……。
あぁ、こんなノート書かなければ良かった。いやそもそも、小学生の時あの漫画を読まなければこんな事にはなってなかった筈。
って、やめです止め! もうこの事を考えるのは禁止です!! 幾ら暗くなったてやったもんは何をしたって変わらないんです! だから、今すべき事は……。
「気分展開に甘い物を食べましょう!! あ、外出とか良いかもしれませんねぇ。ま、今夕食時ですけど……今日だけです! 今日だけは夕食は全部甘い物です! うふふふふふふ…………」
なんだか行けない事してるみたいですねぇ。あっ、そう言えばこの辺りの甘い物ってまだ知らないんですよねぇ。何があるんでしょうか? 楽しみですっ!!
「お店で、たっくさん食べますよぉっ! これは気分展開ですから沢山食べないとダメです! じゃないと、気分が晴れませんからねっ」
しゅばっ!! と立ち上がった私は、ぐっと拳をつくります。よぉしっ、そうと決めたら即行動です!
あ、一応言っておきますけど……やけ食いじゃないですかね? あくまで気分展開の為なんですからね!!
「と言う訳で、準備して出掛けましょうっ!! あ、このノートは……張れないようにベットの下に隠しましょうか。明日、きちんと処分しましょう」
そう言いながら、ノートを隠します。よしっ、これで良いでしょう。あんまり奥に入れると取れませんからね……。
じゃ、お着替え開始です!!
「ふんっ、ふんふぅぅぅんっ」
鼻唄を奏でながら、お着替えタイム。終わったら財布やらスマホやらを鞄に詰め込んで部屋を出ますっ。
さぁ……いっきまっすよぉ。あ、行くときに長門さんに連絡だけしておきましょうか。あ、いや……待ってください、長門さんに会った瞬間、ノートの事を詳しく聞かれそうです。だからダメッ!
ですので……恵さんに伝えていきましょう。
それが済んだらいざ出発です!!
陽気な気分の私。だがこの時の私は気づいていなかった……甘い物を食べに行く事に受かれて、部屋の鍵を掛けるのを忘れている事に……。
そう、いまこの瞬間、陽気にスキップして恵さんの部屋に向かう私は……甘い物を食べに帰って来た時、史上最悪の悲劇が訪れる事を…………まったく知らないのでした。
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