住み込み就職 お仕事時々お遊び
黒髪ツインテールさんとの一時 4
「さて……」
後はこのチャラい男をどうにかするだけですが……どうしましょう?
軽く殴っときますか? 女の子の胸ぐら掴んで泣かしたんです。
1発くらい殴ってもバチは当たりませんよね? 
コキッコキッ、と拳を鳴らして、頭を押さえてるチャラい男に近づきます。
あぁ……うずくまって、私にお尻向けてますね、なんとも情けない姿です。
相当痛かったみたいですね、まぁ手加減しませんでしたし当たり前ですね。
でも、同情はしませんよ? そっちが酷い事をしたんですから、当然の報いです。
「いっいてぇ……うぐぐぐ……」
ふふふ、私の肘打ちは効くでしょう? これでふざけてる男共を打ちのめしたんです。
その技は伊達じゃありません!
と、自慢はそこそこに、そろそろ起こしましょうか。
「ていっ」
「いだぁっ!」
げしっ!
お尻を軽く蹴って見る。
そしたら、頭を押さえながら立ち上がって、私を睨んできました。
「何すんだよ! つっ……」
まだ痛みがある様ですね、良い気味です。
「てめっ、何笑っ……ひゃっ!」
がっ!
私はチャラい男の胸ぐらを掴みました、そして上に上げます。
……ちょっと重いですけど持ち上がりましたね。
チャラい男は驚いてます、周りの人も同様に驚いてますね。
って、そこそこ人が集まっちゃってますね。
本当はぼっこぼこに殴り飛ばしたかったんですが……予定変更です。
軽めに済ませましょう。
という訳で、睨みを聞かせ低い声で言ってやりましょう。
「1度しか言いませんから良く聞いてくださいね」
「ひゃっひゃい!」
ん? 可笑しいですね、先程まで、でっかい声で喋ってたのに、今は震え声です。
女の子に胸ぐら掴まれて、持ち上げられた程度で怯えるなんて……ダメダメですね。
「今すぐ黙って帰るならこのまま帰してあげます。そうしないのなら……分かりますね?」
にたりっ……。
私は笑いました、あまり恐がらすのもどうかと思うので笑ってみました。
でも、何ででしょうね? 周りの人、引いてません?
チャラい男も、狂った様に「分がっだ! わがっだがらっ、おろじでぇぇ」って何度も言います。
……完全に泣きじゃくってるじゃないですか。
小さな男ですねぇ、泣くくらいなら初めからこんな事しないで下さいよ。
私は、大きくため息をついて離してあげます。
そしたらチャラい男は逃げる様に「ひぃぃいっ」と悲鳴を上げて帰っていきました。
逃げ方も小物ですね、そんな事を思いながら鼻で笑ったあと、黒髪ツインテールさんの方を向きます。
……。
あれ? なんか、キラキラした目で私を見てますね。
もう泣き止んだんですか? と言うか、なんでそんな目をしてるんです?
「すっすっげぇぇぇっ!」
「え、ちょっ、わっ!」
黒髪ツインテールさんは勢い良く私に抱き付いてきました。
うっ、危なかった……力が無かったら後ろに倒れて大怪我してた所です。
「お姉さん強ぇな! 威圧で大男倒したじゃん、やべぇ!」
「え、あっ……その、ありがとうございます」
子供の様に無邪気に笑う黒髪ツインテールさん、ぴょんぴょん跳んで、ツインテールがピョコピョコ動いてます……かっ可愛い。
えと、なっなんか良く分かりませんが……元気そうで何よりです。
「なんかゲームのキャラみたいだったぜ!」
「そっそうですか……」
こっこの娘、テンションが高いですね。
取り合えず、落ち着かせましょう。
「えと、取り合えず落ち着きませんか? それと降りて貰ってもいいですか?」
「このまんまでも別に良いじゃんっ、おれ、お姉さんの強さに憧れたぜ!」
え? 憧れたんですか? それは素直に嬉しいです。
「わっ分かりましたから……その、おっ降りましょうか」
嬉しさで恥ずかしくなった私がそう言うと、黒髪ツインテールさんは頬を膨らまして……。
「ダメだぜ! おれの友達が言ってたんだ。強い男には抱き付くもんだって!」
「え、なんですか? その迷惑極まりない教えは……と言うか、私は女です」
「あ、そうだった。でも細かい事は言っちゃダメだぜ」
いや、細かくありませんから。
と言うかその言葉、誰が言ったんですか、こんな事言う人はきっと録な人じゃありませんね。
「と言う訳で抱きついてるぜ! 恥ずかしいなら背中に乗ろっか?」
「いや、そんな問題じゃありませんから……」
なっなんでしょう。
このやり取り、凄く疲れます。
「兎に角、お姉さんが何と言おうと、おれは抱きついてるぜ! そう……真夏のカブトムシの様に!」
「…………」
黒髪ツインテールさんはドヤ顔をします。
本人は決め台詞のつもりで言ったんでしょうが、訳が分かりませんからね? しかも全然決まってませんから。
なんです? 真夏のカブトムシの様に! って、今は冬ですよ? 2月ですよ?
「あ、あの!」
と、突っ込みに追い付けないでいるといると、後ろから声が聞こえました。
私は、黒髪ツインテールさんの横腹を持って、強引に下ろして、振り替えります。
そしたら、黒髪ツインテールさんに睨まれました、今はスルーしましょう。
そう思って、声がした方を見てみるとヒョロい男さんがいました。
もじもじと恥ずかしそうに身体を動かしながら、私をチラチラ見てきます。
「はい、なんですか?」
私の言葉を聞いたヒョロい男さんは、もごもごと口を動かした後、深呼吸をして……。
「あっありがとうございましたぁぁ!」
と言って、チャラい男同様に走って何処かへ言っちゃいました。
「……」
ぽつんと残された私は、ふと周りを見ます。
……! まっまずい、さっきの行動見られちゃってますよね? ぼっ暴力的な行動とか、皆見ちゃってますよね!
それを察した私は、一気に顔が赤くなります。
うっ、あっ……はっ恥ずかしい! こっここっこれは……そっ早急に出ていきましょう!
「さっさようならぁぁっ!!」
という訳で、大声を上げて走ります。
皆さん、出来る事ならさっきの事は忘れて下さいね!
後はこのチャラい男をどうにかするだけですが……どうしましょう?
軽く殴っときますか? 女の子の胸ぐら掴んで泣かしたんです。
1発くらい殴ってもバチは当たりませんよね? 
コキッコキッ、と拳を鳴らして、頭を押さえてるチャラい男に近づきます。
あぁ……うずくまって、私にお尻向けてますね、なんとも情けない姿です。
相当痛かったみたいですね、まぁ手加減しませんでしたし当たり前ですね。
でも、同情はしませんよ? そっちが酷い事をしたんですから、当然の報いです。
「いっいてぇ……うぐぐぐ……」
ふふふ、私の肘打ちは効くでしょう? これでふざけてる男共を打ちのめしたんです。
その技は伊達じゃありません!
と、自慢はそこそこに、そろそろ起こしましょうか。
「ていっ」
「いだぁっ!」
げしっ!
お尻を軽く蹴って見る。
そしたら、頭を押さえながら立ち上がって、私を睨んできました。
「何すんだよ! つっ……」
まだ痛みがある様ですね、良い気味です。
「てめっ、何笑っ……ひゃっ!」
がっ!
私はチャラい男の胸ぐらを掴みました、そして上に上げます。
……ちょっと重いですけど持ち上がりましたね。
チャラい男は驚いてます、周りの人も同様に驚いてますね。
って、そこそこ人が集まっちゃってますね。
本当はぼっこぼこに殴り飛ばしたかったんですが……予定変更です。
軽めに済ませましょう。
という訳で、睨みを聞かせ低い声で言ってやりましょう。
「1度しか言いませんから良く聞いてくださいね」
「ひゃっひゃい!」
ん? 可笑しいですね、先程まで、でっかい声で喋ってたのに、今は震え声です。
女の子に胸ぐら掴まれて、持ち上げられた程度で怯えるなんて……ダメダメですね。
「今すぐ黙って帰るならこのまま帰してあげます。そうしないのなら……分かりますね?」
にたりっ……。
私は笑いました、あまり恐がらすのもどうかと思うので笑ってみました。
でも、何ででしょうね? 周りの人、引いてません?
チャラい男も、狂った様に「分がっだ! わがっだがらっ、おろじでぇぇ」って何度も言います。
……完全に泣きじゃくってるじゃないですか。
小さな男ですねぇ、泣くくらいなら初めからこんな事しないで下さいよ。
私は、大きくため息をついて離してあげます。
そしたらチャラい男は逃げる様に「ひぃぃいっ」と悲鳴を上げて帰っていきました。
逃げ方も小物ですね、そんな事を思いながら鼻で笑ったあと、黒髪ツインテールさんの方を向きます。
……。
あれ? なんか、キラキラした目で私を見てますね。
もう泣き止んだんですか? と言うか、なんでそんな目をしてるんです?
「すっすっげぇぇぇっ!」
「え、ちょっ、わっ!」
黒髪ツインテールさんは勢い良く私に抱き付いてきました。
うっ、危なかった……力が無かったら後ろに倒れて大怪我してた所です。
「お姉さん強ぇな! 威圧で大男倒したじゃん、やべぇ!」
「え、あっ……その、ありがとうございます」
子供の様に無邪気に笑う黒髪ツインテールさん、ぴょんぴょん跳んで、ツインテールがピョコピョコ動いてます……かっ可愛い。
えと、なっなんか良く分かりませんが……元気そうで何よりです。
「なんかゲームのキャラみたいだったぜ!」
「そっそうですか……」
こっこの娘、テンションが高いですね。
取り合えず、落ち着かせましょう。
「えと、取り合えず落ち着きませんか? それと降りて貰ってもいいですか?」
「このまんまでも別に良いじゃんっ、おれ、お姉さんの強さに憧れたぜ!」
え? 憧れたんですか? それは素直に嬉しいです。
「わっ分かりましたから……その、おっ降りましょうか」
嬉しさで恥ずかしくなった私がそう言うと、黒髪ツインテールさんは頬を膨らまして……。
「ダメだぜ! おれの友達が言ってたんだ。強い男には抱き付くもんだって!」
「え、なんですか? その迷惑極まりない教えは……と言うか、私は女です」
「あ、そうだった。でも細かい事は言っちゃダメだぜ」
いや、細かくありませんから。
と言うかその言葉、誰が言ったんですか、こんな事言う人はきっと録な人じゃありませんね。
「と言う訳で抱きついてるぜ! 恥ずかしいなら背中に乗ろっか?」
「いや、そんな問題じゃありませんから……」
なっなんでしょう。
このやり取り、凄く疲れます。
「兎に角、お姉さんが何と言おうと、おれは抱きついてるぜ! そう……真夏のカブトムシの様に!」
「…………」
黒髪ツインテールさんはドヤ顔をします。
本人は決め台詞のつもりで言ったんでしょうが、訳が分かりませんからね? しかも全然決まってませんから。
なんです? 真夏のカブトムシの様に! って、今は冬ですよ? 2月ですよ?
「あ、あの!」
と、突っ込みに追い付けないでいるといると、後ろから声が聞こえました。
私は、黒髪ツインテールさんの横腹を持って、強引に下ろして、振り替えります。
そしたら、黒髪ツインテールさんに睨まれました、今はスルーしましょう。
そう思って、声がした方を見てみるとヒョロい男さんがいました。
もじもじと恥ずかしそうに身体を動かしながら、私をチラチラ見てきます。
「はい、なんですか?」
私の言葉を聞いたヒョロい男さんは、もごもごと口を動かした後、深呼吸をして……。
「あっありがとうございましたぁぁ!」
と言って、チャラい男同様に走って何処かへ言っちゃいました。
「……」
ぽつんと残された私は、ふと周りを見ます。
……! まっまずい、さっきの行動見られちゃってますよね? ぼっ暴力的な行動とか、皆見ちゃってますよね!
それを察した私は、一気に顔が赤くなります。
うっ、あっ……はっ恥ずかしい! こっここっこれは……そっ早急に出ていきましょう!
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