住み込み就職 お仕事時々お遊び

わいず

目覚ましドッキリはこうやっても面白いと思う

長門が胡桃に叩かれ時間が経つ、それは7時くらいの事……場所は日向 恵の通う学校から物語は始まる……。


「はぁぁ、ほんっと、朝から最悪だし……まじなんなのよ」

学校の自分の教室にいる私は、自分の席に座り、机にぺたぁっと顔を付けながらため息を吐く。

何があったのかって? 何があったか所の事じゃないわよ! すごく不愉快な事が起きたんだから!

ぎりっ……。
歯軋りしながら拳を強く握る。
そんな私を見たクラスメートは何かヒソヒソ言ってる。

あぁ……ダメだ、このままじゃ変な噂たっちゃう、そろそろちゃんと座ろ。
姿勢を正しつつ、髪の毛をさらっとかきあげる。

そしたらだ……あたしの友達が近寄ってきた。

「恵どうかした? なんか、うつ伏せてたけど……」
「え? あぁ……別になんもないよ」

心配そうな顔をして言ってくる、けど……これ本当の事言ったら変に誤解されちゃうから言いたくないのよね……だから苦笑いしつつ手を振って誤魔化した。

「えぇ、けぇちゃん何か思い詰めてたよぉ? もしかして彼氏が出来たとかぁ?」
「いや、違うから……思い詰めてもないし。別に大した事じゃないから気にしないで」

ガタッ……。
あたしの机に両手をついて言ってくる、友達B。
あっあははは、彼氏って……あたし、そう言うのまだ要らないし……考えた事も無かった。

「えぇぇ、でもさ恵……ほんと思い詰めた顔してたよ? ほんとのほんとに大丈夫?」
「ん、へーき。気にしないで」

微笑みながら言ってあげると、友達2人はお互いの顔を見つめ合い、何故か不気味に笑った。

「もしかして胡桃さんの事で悩んでる?」
「うふふふぅ、どう? 当たった?」

え? なんでそこで胡桃山岳出てくるのよ、さ訳分かんないんだけど。
えと、その問にに関する答えを言わないと……。

「え、違うけど……」

困った表情かおで言う、そんな私の顔を見た二人は……。

「「えぇ、嘘だぁ」」

って、声を揃えて言ってくる。
いやいや、嘘じゃないから……ここで嘘つく必要ないじゃん。
と言うか……。

「なんでそんなに笑ってる訳?」
「えぇ、だってねぇ?」
「ねぇー」

またお互いの顔を見て笑ってる。
いや、訳分かんない……。
なに? あたしの友達2人は何考えてる訳? ほんと思考が読めないんだけど……。

「えと、兎に角……胡桃さんは関係ないから」
「そうなの? 嘘付いてない?」
「付いてないし、つく必要無いじゃん」

そう私が言うと、2人はがくっと肩をおとして、ため息を吐いた。

「なんだ、つまんないの」
「そうだよっ、色恋関係だと思ったのに、けぇちゃんのバカ」

えと……なんで私、睨まれてるんだろう。
睨まれる謂われなんてないんだけど……て言うかバカってなに? 然り気無くバカって言わないでくれる? 傷つくし……。

「なによ、デバガメでもしたかったの?」

ジト目で2人を見てやると、同時にこう言ってきた。

「当たり前じゃん」
「そうだよ」

うわっ、たち悪るっ……あたしの友達最悪だわ。

「なんて嘘嘘っ、だからそんな顔しないで」
「けぇちゃん睨むの禁止ぃ」

睨まれる事をしたのはあんた等でしょうが。
ったく……冗談が厳しすぎる友達を持つと疲れるわぁ。

「はぁ……今ので更に疲れたし」
「あははは、また寝そべってる……」
「けぇちゃん面白ぉい」

くっ、こいつ等……人で遊んでるし、ムカつくわぁ。

「で? 実際のとこどうなの? 何に落ち込んでるわけ? 心配してるのは本当だからさ、お姉さんに言ってごらん?」
「わたしもだよぉ、お姉さんに聞かせてぇ」
「誰がお姉さんよ……」

ムカつくけど……あたしが落ち込んでたら、こうやって心配してくれるから、嫌いになれないのよね。

ふぅ……ってため息を吐いた後、あたしは苦笑して答える。

「でもまぁ、ありがとね……落ち込んでるのは本当だけど、何度も言う様に大した事じゃないの」

それを聞いた2人は心配そうにあたしを見てくる。
……そして、がっ! と肩を持たれる。
え? え? なっなに? なんなの!

「……もしかして恵」
「あれ系の悩み?」

……あっあの、友達2人の顔が何か怖いんだけど。
軽くビビったし、取り合えず離れてくんないかな?

そう思ってると……友達の一人がこう言ってきた。

「ズバリっ、誰かに告白されたんでしょ!」
「っ!?」

……それを聞いた瞬間、あたしは硬直する。
そして、今朝の事を思い出してしまう。
それはあたしが朝起きた時の事……。

そこで最悪な事が起きた。
だから学校に来てそうそううつ伏せてた……あれさえなければ、素晴らしい朝だなって思えたんだろうなぁ。

そう思いながら……今朝の事を思い出していくのであった。

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