住み込み就職 お仕事時々お遊び
番外編 長門さんの1日 5
リムジンを走らせて暫くたち、店に着いた。
店に着いているので、出口付近の窓を見てみる。
そこから見える景色は、夕日が傾いて辺りは少し暗い、道行く人は寒そうに歩いている。
商店街前にある私の店、そのまま商店街に行く人や、店に入ってくれる人もいる。
それを確認していると、運転手がリムジンの扉を開けてくれる。
「ありがとう」
一言声を掛けた後、リムジンから降りる。
クロも、少し遅れて降りてきた。
私の「ありがとう」の言葉を聞いた運転手は、にっこりと笑って運転席に移動する。
そしたら、少し後にリムジンは発進した。
それを確認した後、私はクロに微笑みかける。
「今日はご苦労様、疲れただろう?」
今日もしっかり付き添ってくれたからな。
苦労した人には感謝しないといけない、なので言った。
それを聞いたクロは、照れたのか、頬を紅くして「いっいえ、大丈夫です」と小声で言ってくる。
はっはっはっ、厳つい見た目をして可愛い反応をするなぁ、見てると自然と笑えてくるよ。
まぁ意外な一面と言う物は何だって笑えるものさ。
ふふっ、と微笑んでいざ店の中へ歩んで行く私っ。
さて、まずは皆に「帰ったぞぉっ」と言った後、軽く喋って止の所に行くか。
ティロリィンッ……。
店内に入ると、聞きなれた音が鳴る。
これはあれだな、この店の入店音だな、平凡過ぎる音だから近々変えようと思っている。
……まぁ、その事は後で考えようか。
まずは、胡桃達に挨拶しないといけないな。
「いらっしゃ……って、長門さん!?」
「………お帰り」
「てんちょ、じゃんっ、もう帰ってきたんだね、お疲れ様」
と、思ったら向こうから挨拶してくれた。
胡桃と恵はレジ、七瀬は棚を整理していた。
ふむ、今日は止以外全員いるみたいだ、良く働いてくれて私は嬉しいぞ。
「ただいま、困った事は無かったか?」
挨拶には挨拶を返さないといけない。
同時に、何かあったか? を聞いてみる。
……と、こんな感じに普通の会話をしてるのに、なんだか知らないが、客達が静かに騒ぎ出す。
聞き耳を立てて見ると、「うわっ……」だとか「今日はいないと思ったのに」とか聞こえる。
ん? なっなんだろう、その口振りだと、まるで私が帰ってくるのが都合が悪い様に聞こえる。
いっいや、これは私の勘違いだろう、きっと客達は照れ隠しをしてるんだ。
ふははは、素直じゃない奴等めっ、そんな奴等には後で、とびっきりの言葉を掛けてやろう。
きっと泣いて喜ぶ事だろう。
と、自問自答しながら胡桃の言葉を聞く私、胡桃達曰く、「何も問題は無かった、寧ろ仕事がスムーズに進めて良かった」との事。
「ほぉ、それは良かったな」
「はい、とても良かったです」
胡桃は嬉しそうに笑う。
……なんだろう、胡桃のこの笑み、何か引っ掛かる。
いや、これも気のせいだろう。
私は首を振ってそう考えた。
「てんちょ、帰って来て早々悪いんだけど、手伝って欲しいです」
ん? あぁ……そうだな、見た所客は割りと多くいる。
なのでここは、さっさと着替えて働かないといけない。
しかしだ、私にはやる事がある。
なので悪いが手伝う事は出来ないな。
「すまん、これから少し用事だ」
「えぇ……なんかあるんですか?」
不満げな顔をする恵、そう……何かあるのだ。
「うん、すまんな……その代わり働ける時は、バリバリ働くからな」
にっ、と笑ってVサインを作る。
「では、私は行くぞ」
その後は、そう言い残してスタッフルームに向かいエレベーターに乗る。
……おっと、もう直ぐ会うが一応メールしておくか。
電話の内容はなんだったんだ?
あっ、これからお前の部屋に行くぞ。
2月の事とか、色々と決めるからな。
それと、お前にイケメンボイスの良さを話してやろう、有り難く思え。
……よしっ、こんな感じで良いだろう。
メールを打ち終えた私は、ふと髪の毛を弄る。
と、こんな感じが私の行動である。
この後、止と楽しく話したり、楽しくご飯食べたり、ゆっくりとお風呂入ったりするが……まぁ、そこら辺の事を話すと長くなるからここで話を切らせて貰おう。
その辺の事は、またおいおい話すと言う事で、許してくれると有り難い。
では、最後に1日のまとめを言おうっ、皆、心して聞くように。
……日々を楽しく生きるには、恋愛漫画を読み込むべしっ!
以上だっ、では皆、また会おう!
店に着いているので、出口付近の窓を見てみる。
そこから見える景色は、夕日が傾いて辺りは少し暗い、道行く人は寒そうに歩いている。
商店街前にある私の店、そのまま商店街に行く人や、店に入ってくれる人もいる。
それを確認していると、運転手がリムジンの扉を開けてくれる。
「ありがとう」
一言声を掛けた後、リムジンから降りる。
クロも、少し遅れて降りてきた。
私の「ありがとう」の言葉を聞いた運転手は、にっこりと笑って運転席に移動する。
そしたら、少し後にリムジンは発進した。
それを確認した後、私はクロに微笑みかける。
「今日はご苦労様、疲れただろう?」
今日もしっかり付き添ってくれたからな。
苦労した人には感謝しないといけない、なので言った。
それを聞いたクロは、照れたのか、頬を紅くして「いっいえ、大丈夫です」と小声で言ってくる。
はっはっはっ、厳つい見た目をして可愛い反応をするなぁ、見てると自然と笑えてくるよ。
まぁ意外な一面と言う物は何だって笑えるものさ。
ふふっ、と微笑んでいざ店の中へ歩んで行く私っ。
さて、まずは皆に「帰ったぞぉっ」と言った後、軽く喋って止の所に行くか。
ティロリィンッ……。
店内に入ると、聞きなれた音が鳴る。
これはあれだな、この店の入店音だな、平凡過ぎる音だから近々変えようと思っている。
……まぁ、その事は後で考えようか。
まずは、胡桃達に挨拶しないといけないな。
「いらっしゃ……って、長門さん!?」
「………お帰り」
「てんちょ、じゃんっ、もう帰ってきたんだね、お疲れ様」
と、思ったら向こうから挨拶してくれた。
胡桃と恵はレジ、七瀬は棚を整理していた。
ふむ、今日は止以外全員いるみたいだ、良く働いてくれて私は嬉しいぞ。
「ただいま、困った事は無かったか?」
挨拶には挨拶を返さないといけない。
同時に、何かあったか? を聞いてみる。
……と、こんな感じに普通の会話をしてるのに、なんだか知らないが、客達が静かに騒ぎ出す。
聞き耳を立てて見ると、「うわっ……」だとか「今日はいないと思ったのに」とか聞こえる。
ん? なっなんだろう、その口振りだと、まるで私が帰ってくるのが都合が悪い様に聞こえる。
いっいや、これは私の勘違いだろう、きっと客達は照れ隠しをしてるんだ。
ふははは、素直じゃない奴等めっ、そんな奴等には後で、とびっきりの言葉を掛けてやろう。
きっと泣いて喜ぶ事だろう。
と、自問自答しながら胡桃の言葉を聞く私、胡桃達曰く、「何も問題は無かった、寧ろ仕事がスムーズに進めて良かった」との事。
「ほぉ、それは良かったな」
「はい、とても良かったです」
胡桃は嬉しそうに笑う。
……なんだろう、胡桃のこの笑み、何か引っ掛かる。
いや、これも気のせいだろう。
私は首を振ってそう考えた。
「てんちょ、帰って来て早々悪いんだけど、手伝って欲しいです」
ん? あぁ……そうだな、見た所客は割りと多くいる。
なのでここは、さっさと着替えて働かないといけない。
しかしだ、私にはやる事がある。
なので悪いが手伝う事は出来ないな。
「すまん、これから少し用事だ」
「えぇ……なんかあるんですか?」
不満げな顔をする恵、そう……何かあるのだ。
「うん、すまんな……その代わり働ける時は、バリバリ働くからな」
にっ、と笑ってVサインを作る。
「では、私は行くぞ」
その後は、そう言い残してスタッフルームに向かいエレベーターに乗る。
……おっと、もう直ぐ会うが一応メールしておくか。
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あっ、これからお前の部屋に行くぞ。
2月の事とか、色々と決めるからな。
それと、お前にイケメンボイスの良さを話してやろう、有り難く思え。
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