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わいず

お酒のお付き合いの話し 7

長門さんの柔肌は、白くて柔らかそうな上、きめ細やかな肌。
そんな肌を見てしまえば、当然、興味が湧いて、お腹辺りを、すぅ……と指でなどってみる。

「んっ……」

くすぐったそうに顔をゆるませる長門さん、おっ起こしちゃいましたかね?
……あっ、大丈夫そうです、可愛い寝息をたててます。

で、触った感じですが思った通り柔らかいです。
しっしかも、無駄なお肉がない、うっ羨ましい。
私なんか、なんでか知りませんが最近太ったんですよ?

と、そんな話しは一旦置いておきましょう。

私、桜塚 胡桃は、過去最高にドキドキしています。
はぁ……はぁ……。
荒くなった息が元に戻りません、おっ落ち着つきましょう、昂る気持ちを抑えないといけません。

くっ、でっでも、こっこの状況は……。

「昂らずにはいられないでしょう」

荒い息使いをする私は、今何をしているのかと言うと、長門さんの服を手に持ってます。
さて、これが意味する事は分かりますか?
長門さんの服を私が持ってる、それは私は長門さんを脱がしているって事になりますね。
つまりっ、長門さんは今、上半身裸って事になりますね。

あっ、誤解が無い様に言っておきますけど、ブラはつけたままですからね? 今この行為はお着替えですから、ブラまで脱がせる必要はないのです。

……と言うか、長門さん、またゴージャスなブラを付けてますね、白くて綺麗で触った感じも良いです。

そして、長門さんの胸……ひっじょうに大きくて柔らかそうです、大きさに例えると、お碗です。
それを見ると、私は……色々とたかぶってくるんですよ。

え? それは嫉妬じゃないのかって? えぇそうですよ、嫉妬ですよ、何か問題はありますか? 無いですよね? 胸の事でどう思うが私の勝手です、だから口出しはスルーさせて頂きます。

……すみません、熱くなり過ぎました。
すっ少し落ち着きましょうか。
このまま上半身下着姿のままじゃ、長門さんが風邪をひいてしまいます。

早急に用意した服を着せてしまいましょう。
見てると握り潰したくなりますからね……目障りな物はさっさと隠してしまいましょう。

近くにあった、パジャマ様の服を手に取る私は長門さんを起こす。
頑張って、上半身だけ起こします。

結構軽いので何とかなってます。

「よっ……」

長門さんは寝ているので力が入ってません。
なので、着替えしにくいです、でもそうは言ってられません。

「よっ……ふぅ、やっと袖を通せました、後はこっちを……よしっ、出来ました」

何ともか服を着せる事が出来ましたね。
でっでも、サイズがあってません、お腹が出てしまってます。

しかも、このグレーのパジャマ、長門さんが着ると変な感じになっちゃってます!
敏腕社長の感じが、無くなってしまいましたけど、まっまぁ、良いですよね?

あっあとは、下の方です。
このズボンを履かせれば、お着替え完了です! 頑張りましょう。

「長門さん、ちょっとごめんなさい……」
「んっ……んんっ」

あっ、声あげましたね。
腰辺りを触ってますからね、くすぐったいでしょうか? でも我慢してもらいましょう。

「……くっ、思わないで置こうって決めてましたけど、はっ恥ずかしいですね」

こっこっちも我慢しなきゃダメです。
やっぱり、他人を着替えさせるのは恥ずかしい……どうしても意識しちゃいます。

するっーー
長門さんの着てるズボンを脱がす。
腰を持ったまま脱がすのは難しい、それと……なんかこの体制、やらしくないですか? かっ勘違い……ですよね?

うっうぅ、長門さん、パンツもこれまた、お綺麗ですね。
うっ、羨ましい……。

はっ! あっあまり見てはいけないですよね? さっさと、履かせましょう。

「よっ……ほっ……よしっ、出来ました!」

上も下もグレーのパジャマ、ダサダサな感じになっちゃいましたけど、気にしてはいけません。
後は、長門さんの服を綺麗に畳んでしまえば、ようやく一息つけますね。

あっ、電気消さないとダメですね。
そしたら七瀬さんを向かえに行かないと……。

「じゃ、今度こそ行きますね」

私のベットで眠る長門さんにそう言った後、部屋から出ていく。
その際に、電気を消します。

突然、部屋は真っ暗……そしたら、ある事に気付きました。

「あっ、お布団掛けないと……」

今は冬ですからね、例え部屋でも寒いです。
まぁ、この部屋は完全防寒なのか寒くはないんですけどね。

安眠は暖かいお布団からって言いますからね。
ちゃんと、掛けてあげましょう。

電気は……うん、別につけなくて大丈夫ですね。
ここから真っ直ぐ歩けば着きますし、気を付ければ何処にもぶつかりません。

と言う訳で真っ暗な部屋を、そろぉりっと、ゆっくり歩きます。

……よし、この固いのはベットですね。
後は、お布団は……あった! これを長門さんに掛けて……よしっ! これで大丈夫ですっ。

……って、あら?

「んっ……んんっ」

長門さんに腕を掴まれちゃいましたね。
しっしかも、結構力が強いです……。

「長門さん、離してくだ……わわっ!」

なんとか、離して貰おうとしたら、急にお布団を、がばぁっと開いて、私をぐいっと引き寄せて来ました。

そんな事されたら当然、私の身体は長門さんの元に行くわけで……。

「きゃっ」

小さな悲鳴を上げた私は、抵抗する間も無く、長門さんに抱きつかれてしまいます。

あっ、その前にご丁寧且つ器用にお布団を元に戻しましたね、咄嗟とっさの事なのでポカンッとする私……。

その数秒後、顔が林檎の様に真っ赤になって。

「っっっっ!!」

声にならない悲鳴を上げました。
不思議と身体は硬直したまま、足先なんかピンってなっちゃってます。

「……あっあの、なっななっ長門さん?」
「んっ、むぅ……むにゃむにゃ」

うっ、うひゃっ、かっ顔を近付けて来ましたよ!
むっ向い合わせで抱かれるとか、むっ無理です! 逃げ出したいです!

でっでも、寝てる人を起こすと言うのは、ざっ罪悪感が……。
うっ、そっそんな事考えてる場合じゃないのは分かってるんですけど、そっそれでも……なっ長門さんの寝顔って、近くで見ると……かっ可愛いですし? おっ起こすのは勿体無いと言うの考えが出てきます。

っ、あぁぁぁっ! 私は何を考えてるんですかぁぁっ。
なんでこんな、悶々した気持ちにならないといけないんですかぁぁっ!

うぅぅぅっ、誰かどうにかしてくださいよぉぉっ!

まるで漫画に出て来そうなラブコメ展開を体現してしまった私……。
まっまだ、この恥ずかしい時間が続くんですか? もっもう勘弁して下さいよぉぉっ。

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